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150年近くの歴史を持つ株式会社 資生堂の事業内容や強みについて

株式会社 資生堂は1872年9月17日に東京銀座で創業した企業です。今でこそ資生堂はスキンケアやコスメなどの会社という認識が強いですが、当時は漢方薬が主流の時代にあり、日本初の民間洋風調剤薬局として誕生したのが始まりです。

どんな事業でも「始まり」というのはそのシステムを確立させるために苦労があります。資生堂は当時日本にはなかった医薬分業システムを確立した企業でもあります。世間に粗悪な薬品が出回っていることを憂いた創業者が行動を起こしたことで現在につながっています。

今回は株式会社 資生堂がどのような企業理念を持っているのか、事業内容や強み、そして特徴について紹介していきます。

 

株式会社 資生堂の企業理念とは?

引用:株式会社 資生堂

資生堂にはさまざまな企業理念があります。創立から150年を超える歴史を持つ企業ですが、当初から変わらない企業理念が会社を大きくしていったのかもしれません。もちろん、企業理念に賛同する社員があってこそ企業は大きくなっていくのです。

こちらでは、資生堂が持っている企業理念について紹介していきます。これまであまり企業理念について深く考えていなかった人もチェックしてみてください。

100年先も輝き続ける企業

資生堂は100年先も輝き続けて、世界中の多様な人から信頼される企業というものを目指しています。既に創業から150年以上が経っているので、これまでもそしてこれからも変わらない企業理念で活動を続けていくのでしょう。

創立当初から変わらない心を持ちながらも、時代の流れに合わせて提供していく商品などは大きく変わっています。企業使命、創立時から脈々と受け継がれてきた遺伝子、そして大切にする心構えを持ち、さまざまなお客さんと:接していくのです。

美と健康を通じて社会貢献をする

資生堂はグローバルなビューティーカンパニーです。お客さんに美しさと健康を提供して、その上で社会貢献をするという企業理念を持っています。

現在の企業理念が策定されたのは1989年でした。だけど、その根幹となる五大主義は創業当初からあったものとされています。つまり、企業理念としての言葉は変わっていますが、志は創立当初から変わっていないのです。

人々や社会、そして地球環境に対して考えていくことを企業使命としていて存在理由とも語っています。人間は美しさや健康であれば前向きな気持ちになれるのです。例えば女性がメイクをして美しくなった時、心が弾むのではないでしょうか。健康であれば、嬉しさや楽しさから何かしたいという気持ちを持つのではないでしょうか。資生堂は多くの人が抱えているそういった気持ちを大切にしています。

多様化する価値観に適したニーズを提供していく

美しさや健康については時代の流れと共に適切とされる商品が変わっていきます。例えば、10年前に良かったものが現在でも最適化と言われれば違うのです。健康商品やコスメ商品など常に進化を続けていくものです。

資生堂は多様化する美の価値観やニーズなどをとらえた商品、そしてサービスの提供を心がけています。こういったサービスを追求し続けることによって、社会貢献に繋がっていくのだとかが得ているのでしょう。

人財を大事にする

資生堂が大事にしているのはお客さんだけではなく、スタッフも同じです。さまざまなお客さんと接する仕事だからこそ、人材を人財として考えています。

だからこそ創立から人の価値創造の源泉ととらえてきたのです。多様なプロフェッショナル人財の活躍が企業を大きくしていき、巡り巡ってお客さんのためになると考えているからでしょう。

 

株式会社 資生堂の事業内容について

引用:株式会社 資生堂

資生堂にはさまざまな事業があります。化粧品を中心とした事業展開を行っていますが、それだけにとどまらないアクティブさがあるのです。こちらでは、資生堂がどんな事業展開をしているのかを紹介していきましょう。

資生堂の事業内容は化粧品だけだと思っている人がいるなら、それは大間違いです。新しい価値の創造という企業理念を持っている資生堂だからこそできることも多くあるのです。どのような事業展開をしているのかをチェックしてみてください。

化粧品事業

資生堂のメイン事業と言えば、やはり化粧品でしょう。若い世代から年配者まで幅広い人に愛用されているブランドです。中には資生堂の化粧品しか使ったことがないという人もいるのではないでしょうか。

資生堂の化粧品と言っても、ひとつのブランドを指すのではありません。さまざまなブランド展開をしています。デパートなどカウンセリングを受けた上で購入できるブランド、ドラッグストアなどで気軽に購入できるブランドなどもあります。ドラッグストアなどでは、エリクシールなどを見かけることも多いのではないでしょうか。

他にも著名デザイナーとのコラボレーションフレグランスなどもあります。お客さんが求めるもの的確に見極めて、美しくなりたいという願いを叶えてくれるのです。

レストラン事業

資生堂はレストラン事業にも力を入れています。1902年に産声を上げた「ソーダファウンテン」を地に資生堂パーラーをオリジンとした事業展開をしています。公式ホームページを見れば、どんなメニューがあるのかすぐに確認できるので興味がある人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

資生堂パーラーにはイートインやテイクアウトだけではなく、オンラインショップもあります。パーラー限定の商品は食べられませんが、オンラインショップには通常商品が販売されているので遠方の人でも資生堂パーラーの味わいを楽しめるようになっています。

美容室事業

資生堂は「美しく、豊かに」という企業理念と共に1956年に美容室事業も展開しました。美容室ということで、その人にしかない輝きをしっかりと発見して磨いていく場として美容室を展開しているのです。

美容室事業に力を入れることによって、主要都市の地域社会の発展、そして美しい生活文化の創造に務めています。美しさにこだわる企業だからこそ、美容室も資生堂にお願いしたいという人も多いようです。

教育事業や保育事業

資生堂は美容分野人材の育成を狙い、プロ向けのHairメーキャップ育成専門学校、学校法人資生堂学園の運営などを行っています。

人材を求めていても、資生堂自身が求めるような人財に出会えるのかという悩みがあります。そこで資生堂は待つのではなく育成するということを考えたのでしょう。

保育事業に関しても共働き世帯の現実に寄り添っているからです。子供と大人、両方がのびのびと健やかに成長することを願って、事業所内保育所の運営、独自の保育プログラムの開発などを行っています。

事業所内保育所があれば、保育園に入園させられない世帯の助けにもなります。近年は共働きをしなければいけないけれど、子供を預ける場所がないという保育難民が問題とされています。子育てのためにも仕事をしたい、しかし子供を預ける場所がないという悪循環を生んでいるのです。だからこそ、資生堂では共働き世帯の助けになれるように保育事業にも力を入れています。

 

株式会社 資生堂の強みや特徴とは?

引用:株式会社 資生堂

資生堂はビューティーカンパニーの中でも特に知名度が高い企業です。若い世代から年配者までさまざまな年代別に需要のあるコスメブランドを生み出しています。こちらでは、資生堂がどんな強みを持っているのか、その特徴と共に紹介していきましょう。

年代問わずに使える化粧品

資生堂と言っても、さまざまなコスメブランドがあります。マキアージュ、エリクシール、プリオール、HAKUなど豊富なブランドを持っているのです。基本的にどの年代でも上手く活用できる化粧品ばかりですが、肌の状態などに合わせて使い分けることができるのです。

資生堂のような化粧品会社は多くありますが、歴史を持っている企業と言えば資生堂と答えたいです。だけど、人気を集めているのは歴史があり親しまれているからというわけではないのです。

どの年代にどんな商品の需要があるのかなど、マーケティング能力の高さにも定評があります。肌が弱い人が気軽に使える化粧品、年齢肌に悩まされている女性のための化粧品、さまざまなものがあり、それぞれのブランドが多くの人の美を支えているのです。

品質の高さ

資生堂の強みは、高機能で高品質、そして高い安全性を誇っているという部分です。化粧品は肌に直接使うものなので、どうしても安全面が問題ないかを考える人が多いのです。資生堂は歴史がプラス効果になっていますが、お客さんに対して安全な商品提供を第一としています。

だからこそ、さまざまな商品の品質が高いのでしょう。研究開発、そして生産における業界屈指の技術力を使っているからこそ品質の高い商品の提供ができるのです。

独自のクリエイションを持っている

資生堂は化粧品事業だけではなく、美容室やパーラーなどさまざまな事業展開をしています。化粧品とはジャンルが異なりますが、基本的に資生堂が展開している事業は「美や健康」に基づいているものばかりです。

美容室に関しては美を追求することができるという部分で分かっている人も多いでしょう。その人に合わせたヘアメイクをすることによって、メイク効果を更に高めることができます。

パーラーに関しても美や健康のことを考えて作られた事業です。化粧品などは身体の外側をきれいにするものですが、食べ物は身体の内側をきれいにしてくれます。いくら外側がきれいでも身体の内側が美しくなくては健康につながりません。美と健康は比例していないとバランスが悪くなってしまい、何かしらの悪影響が出てしまうことになります。

そのため、資生堂は食べることでの美しさにも注目するようになったのでしょう。身体の外側も内側もきれいであれば、ある意味最強と言っても過言ではありません。

 

まとめ

化粧品と言えば、やはり資生堂を考える人もいるのではないでしょうか。人の幸せを願い、美の可能性を広げて新たな価値の発見と想像を創立当初から行ってきた企業です。150年以上も続けてきた実績と経験、そして業界の中でもトップクラスでありながらいつまでも挑戦者のような志を持っている企業です。

資生堂ほどの大手企業になれば、ある程度その地位にあぐらをかいてしまうところもあります。だけど、資生堂に関してはそういった部分が一切感じられません。むしろ、更なる追求のためにどうすればいいのか、何が求められているのかを常に考え続けている企業です。

飽くなき探求心、そして誰かの美しさに貢献したいという気持ちが資生堂をここまで大きな会社にしているのでしょう。現状に満足せず、できることをしているだけと考える人もいますが、それを当たり前に150年以上もできる企業はありません。資生堂だからこそできていると言っても過言ではないのです。

美と健康についてきちんと知っておきたい人は、資生堂の商品やサービスを検討してみてはいかがでしょうか。さまざまなコスメブランドがあるので、自分に合わせたものを選ぶことができます。

大型商業施設などには直営店が入っていることがあります。スタッフによるカウンセリングを受けることで自分の肌に適した商品を提案してもらえます。肌が弱い人など、肌に不安がある人はスタッフのカウンセリングを受けることをおすすめします。スタッフは肌のプロフェッショナルなので、しっかりと対応をしてくれるからです。

敏感肌や乾燥肌など肌に悩みを持っている人は自己流で決めるのではなく、専門家にアドバイスをもらうことをおすすめします。その方が肌のためにもなるだけではなく、自分自身の美しさや肌の健康にもつながるからです。

資生堂はその歴史の古さから高い安全性と信頼、信用を確立している会社なので初めて化粧品を選び人にもおすすめできます。初めての化粧品で資生堂をおすすめされる人、選ぶ人は比較的多いようです。さまざまな人の肌に合わせた商品が多く展開されているからでしょう。

 

会社概要

会社名: 株式会社資生堂
代表者名: 魚谷雅彦
資本金: 645億円
アクセス: 銀座駅より徒歩7分

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