株式会社リクルートと言えばCMを見ない日はないと言っても過言ではない会社です。会社名は知っていても、どのような事業を行っている会社なのか知らない人もいるのではないでしょうか。
リクルートはさまざまなスポンサーになっていることもあり、ドラマやバラエティなどさまざまな合間にCMを見かけることがあります。
CMではサービスを前面に出したものもあります。
もしかしたら、中にはリクルートが関わっているということを知らないまま活用している人もいるかもしれません。
今回はリクルートの企業理念や事業内容、そして特徴や強みなどさまざまな部分を紹介していきます。リクルートはどのような会社なのか、どんな考えを持っているのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社リクルートが掲げる人材のための企業理念とは
リクルートは2012年に株式会社リクルートホールディングス設立の分社化によって設立された会社です。2018年4月1日に現在の社名に商号変更をしています。
従業員数はアルバイトやパートを含みますが、2万人近く在籍をしている大企業です。日常生活の中でリクルートのサービスを活用している人も多いはずです。
こちらでは、リクルートの企業理念について紹介していきましょう。どのような企業理念を持っていれば、2012年の分社化でここまで大きな企業となれるのか気になっている人は多いはずです。
新しい価値の創造
基本的にリクルートは新しい価値の創造を通じて、社会からの期待に応えるという企業理念を持っています。期待に応えられる社風を作ることによって、ひとりひとりが輝ける豊かな世界の実現を目指しているのです。
ひとりひとりが輝ける豊かな世界と言っても漠然としたイメージしかない人もいるでしょう。
自分に素直になれる、自分で決められる、自分らしい人生を過ごすということを考えられる会社にしたいとリクルートは考えているのです。
人生に満足できるかどうかは会社が大きく関わっているとも言われています。
その理由として、人生の中で職場で過ごす時間が最も多くなると言われているからです。
つまり、大半の時間を過ごす会社に満足できなければ、満足できる人生につながりません。
新しい価値と言っても、ただ画期的なものを出せばいいというわけではありません。きちんと人のためになるのか、会社のためになるのかという部分を考えなければいけないのです。
新しいだけのアイデアは誰でも生み出せます。だけど、会社や人にメリットをもたらす新しいものは簡単には生み出せません。
ですが、リクルートではそういったアイデアが生まれて現在の会社を支えるサービスにつながっているのです。
個人と企業をつなぐ
リクルートの企業理念には、個人と企業をつないで多くの選択肢を提供するというものがあります。昔は自分で会社を選んで、自分で手続きをするというやり方が主流でしたが、インターネットが普及している今はさまざまなやり方があります。
リクルートは「まだ、ここにない、出会い。」をコンセプトに実現をしてきています。リクルートのような会社につなぎをしてもらうことによって、自分にとって最適の仕事に出会える可能性もあります。
特に株式会社リクルートを中心としたマッチング&ソリューション事業はさまざまなクライアントに向けたプラットフォームとなっています。人材マッチングサービスは求職活動、採用活動などを支援したものとなっているのです。
一昔前では考えられなかった就職サポートではありますが、効率的で自分にとって最適な企業とのめぐり合わせてくれます。リクルートのマッチングを利用したことで、自分の天職と巡り合えたという良い口コミも多く寄せられています。
価値観を大切にする
リクルートはさまざまな人と企業の出会いを仲介しています。その中でも大切にしているのが新しい価値の創造、そして個の尊重です。新しいものを生み出す場合は、多くの場合が「変わった人」というレッテルを貼られてしまいます。それらを恐れて、新しい価値の創造ができない人もいるのです。
リクルートは新しい価値の創造を大切にしています。遊び心を忘れず、常識にとらわれない考えを尊重しているのです。新しい価値観を大事にするということは、成功だけを求めるものではありません。失敗をしても、その失敗を糧として変わり続けられることを重要視しています。
そして、それは個の尊重にもつながります。個の尊重を守ることによって、さまざまなアイデアやデータなどに結び付くことがあります。価値観を大事にするからこそ、通常では考えられない奇抜なアイデアなどにつながっていくのです。
株式会社リクルートの多彩な事業内容について
リクルートは、日本国内のHRの販促事業やグローバル斡旋の販促事業をしています。主な事業領域として、販促領域と人材領域に分けられるようです。
こちらでは、販促領域と人材領域、そしてリクルートが掲げるビジネスモデルについて紹介していきます。今後リクルートを利用する人も、社員として働きたい人もどのような事業内容を行っているのか知ることで、より会社について詳しく知ることができるはずです。
販促領域
販促領域は、住宅や美容、結婚や旅行や飲食などの分野です。さまざまな企業でオンラインを中心としたプラットフォームの運営をしています。
例えば旅行に関しては、昔は旅行代理店まで赴いて手続きをする、電話で手続きをするというやり方が一般的でしたが、今はオンライン化も進んでいるのでパソコンやスマートフォンで簡単に予約手続きなどもできます。
リクルートでは、このようにオンラインで簡単に手続きができるプラットフォームの運営や提供をしています。オンライン化が進むことによって、個人ユーザーや企業クライアント共に多くの選択肢を提供しています。
旅行を例えにしますが、オンライン上であればどこを利用すれば費用を抑えられるなどもすぐに分かります。個人ユーザーは多くの選択肢を得られる、企業クライアントは広告を通じてユーザー獲得につながるとお互いにとってWin-Winの関係を築くことが目的です。
リクルートでは、個人ユーザーが便利で長く使えるようなオンラインサービスを提供や開発研究を続けています。
人材領域
人材領域は個人ユーザーの求職活動などにスポットを当てたものとなっています。マッチングプラットフォームの運営をすることによって、求職活動や採用活動の支援につながります。
個人ユーザーの場合、少しでも自分にとって条件のいい企業で働きたいと考えるのは当然です。インターネットを通じて会社比較をすることで、自分にとってメリットが大きい企業を見つけることができます。基本的にマッチングサービスは個人と企業を結び付けるサービスなので、個人が企業を求める場合もあれば、企業から求められる場合もあるのです。
ビジネスモデル
リクルートが掲げるビジネスモデルは個人ユーザーとクライアントのWin-Winな関係の構築をテクノロジーの力を最大限に駆使してつくりあげることです。
オンラインによる企業と求職者の素早いマッチングというシンプルでわかりやすいビジネスモデルかと思います。
個人と企業のマッチングをもっと身近にできるように、リクルートでは自社サービスを常に使いやすいものになるように心掛けているようです。
こういったビジネスモデルを持っているからこそ、リクルートの販促領域や人材領域は多くの人に注目されているのではないでしょうか。
株式会社リクルートの強みや特徴
リクルートは分社化されているので、どれがどの事業をしているのか分からない人もいるのではないでしょうか。
リクルートは分社化されている会社ごとに若干の違いがあります。さまざまなサービスのすみわけがあるからこそ成功した会社のモデルになっているとも言えます。
ぜひ参考にしてみてください。
さまざまな事業展開
リクルートの事業領域は下記の通りです。
あのメディアやサービスが実はリクルートだったということも珍しい話ではありません。
HRテクノロジー、人材派遣
主なサービス：インディード、リクルートスタッフィングなど
おそらくリクルートの事業で一番有名なサービスではないかと思います。
実際に利用をした人もいるのではないでしょうか。
メディア＆ソリューション
主なサービス：スーモ、じゃらん、ゼクシィ、スタディサプリ、ホットペッパーなど
メディアは多岐にわたりますが、どれも一度は聞いたことがあるサービス・メディアかと思います。
メディア＆ソリューションと、ひとくくりに説明していますが、学習・飲食・旅行など、事業領域はかなり広いといえます。
もし、リクルートの関連会社への就職や転職を検討している方は、こういったリクルートの事業領域をよく理解しておくと良いかもしれません。
新規事業も盛んに行っている
リクルートの特徴として、これまで打ち出してきたサービスだけではなく新規事業も盛んに行っています。
歴史ある企業でありながらも、ベンチャー企業のような気質を持っていることが、今日の多岐にわたる事業展開につながっています。
さまざまな成功サービスがあるにもかかわらず、新しい事業を探求する姿勢を見せ続けているリクルートに就職することは、新たなビジネスの先駆者になるチャンスかもしれません。
まとめ
リクルートの価値の源泉は人と掲げています。失敗を恐れてしまうと、何事にもチャレンジができなくなります。せっかく浮かんだアイデアを恐れによって無駄にしないためにもしっかりと社員が活躍できる環境を整えているのです。
ホットペッパービューティーアカデミーでは、訪問美容の需要を高めるために高齢者への訪問美容コンテンツをすべて無料で提供をしています。これは年齢を理由になかなか外出ができない人などのために行っていることです。
リクルートでは、年齢問わずに「便利だ」と思ってもらえるようなサービスを提供しています。
会社概要
会社名 株式会社リクルート
代表者名 北村 吉弘
資本金 3億5千万円
アクセス 新橋駅より徒歩3分
